「今日はみんなで飲みに行こうか!」
仲間と4、5人で飲みに行った。
「乾杯!」
・・・
「あ〜、だいぶ酔っぱらったな。 そろそろ帰るか。」
「あ、でも飲酒運転ですよ。」
「うー、気にしない、気にしない。」
ぶるぅーん
「オー、ちょっと地下街によって行こうぜ。」
「うひゃひゃひゃひゃ!誰もいない深夜の地下街って楽しいなぁ!!」
はしゃいでいるうちに通路のシャッターが下りてきた。
が、ががが、が
でも、酔っぱらっていた僕らはそのことに気付かない。
ガシャン!
シャッターが完全に下り、僕らは閉じこめられたのだった。
「おーい、出せぇ!ちくしょう!!」
「・・・!?」
「こんなところに小さなシャッターがあるぞ!?」
「ここをこじ開ければ逃げ出せるんじゃないのか?」
そう思った僕らは、この小さなシャッターを
バール(どこから持ってきたんだ?)でこじ開けた。
ジリリリリリリリr
非常ベルの音!
僕らがこじ開けたのは銀行の現金自動支払機のシャッターだったのだ!!
「やばいぞ! 逃げろ!!」
「どこかに出口はないのか?!」
地下街の通路を見渡すと排気口らしきものがあった。
あそこを通れば表へ逃げられる。
「みんな!あそこから逃げるんだ!!」
・・・
ファンファンファン、ウー
街中パトカーのサイレンが鳴り響いている。
どうやら非常警戒網がしかれたようだ。
僕らは急いで車のエンジンをかけ、猛スピードで走り出した!
「逃げろ!! 捕まったら死刑だ!!」
「でも、逃げるって、どこへ?!」
目の前に高速道路のランプが見えた。
「高速を走るんだ!」
猛スピードで高速道路を突っ走る!
100キロ、120キロ、160キロ・・・
ブスン
「あれ? おかしいな?」
「どうした?」
「アクセルを踏んでも加速しない・・・」
どうやらポンコツ車に180キロのスピードは無理だったようだ。
突然車のフロントから真っ黒な煙とともに赤い炎が!
「うわあああ! 飛び降りろぉー!!」
・・・
気が付くと、僕らは交差点にいた。
頭上の高速道路では僕らの乗っていた車が炎上し、消防活動が始まっていた。
あんなスピードで、あんな高さから飛び降りたのに、かすり傷ひとつないのが不思議だった。
「おい、何ぼーっとしてるんだ!早く逃げるんだ!!」
僕らは走った。
息が切れそうになるぐらい走った。
すると、道ばたにエンジンをかけたままのバイクが置いてある。
これはチャンスだ!
このバイクで逃げれば・・・。
そう思ってハンドルに手をかけた瞬間、良心がボクに語りかけた。
(これ以上、罪を重ねちゃいけない・・・。)
我に返ったボクはバイクを盗むのをやめ、近くのビルに逃げ込んだ。
非常階段を一気にかけあがる!
タンタンタンタン
・・・!?
後ろから誰かが追ってくる!
警察か?!
いや、違う。
25、6才の若い男だ。トレーナーを着ている。
どうやらこのビルの住人のようだった。
屋上に着いた僕らはこの住民に事態を説明しようとした。
「あの、ぼくらは・・・」
口を開くか開かないかのうちに、
その住民は何と、屋上から飛び降りてしまったのだ!!
「おーい!!」
「なんて事をするんだ。命をもっと大切に・・・。」
今の飛び降り自殺の野次馬か、また誰かが階段を上がってくる音がする!
逃げよう!
とっさにボクは手すりを乗り越え、
さっき自殺した青年と同じように飛び降りてしまったのだ!!
「うわああああ!!!」
「たすけてくれ〜!!」
ガリガリガリ
落ちて行く途中、窓に手をかけ奇跡的に助かった。
しかし、安心してはいられない。
逃げなければ!!
僕らは走った。
そして近所にあった駄菓子屋へ逃げ込んだ。
店内にはお菓子やおもちゃが所狭しと並んでいた。
「ごめんください」
ついに警官が店内に!
僕らはあくまで平静に、ただのお客であることを装った。
「ちょっとおききしますが・・・。」
警官が一人ひとり尋問してゆく。
ついにボクのところへ警官がやってきた!
絶対に口を割らないぞ!!
「ごめんなさい」
隣にいた仲間があっさりと口を割った。
こうなったら仕方ない。ボクも自白しよう。
ガチャ
両手に手錠をかけられ、僕らは連行された。
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