「しまった! もう授業が始まってる!!」
時計は午後8時15分を指していた。
8時から体育の授業だっていうのに15分も遅刻だ!!
急いで着替えなきゃ!!
「すみません」
体育の先生、小沢一郎(代議士、新進党党首)にそう謝って、ボクは走り出した。
今日はマラソンの授業なのだ。
夜の街を走るのは気持ちいい。涼しい風が心地よく顔に当たる。
30分も走ると足がだんだん動かなくなってきた。
いつの間にかボクは市場(いちば、スーパーマーケットみたいな所)の中を走っていた。
足は棒のように堅くなって動かない。
ボクは両腕で市場のショウケースに寄りかかりながら、なおも先へ進もうとするのだった。
はぁはぁ
時計を見ると12時を回っていた。
4時間近く走り続けたのだ。
教室へ戻るとクラスのみんなが待っていた。
すると、そこへ羽田孜(代議士、太陽党党首)が現れ、
「おい、相撲を取ろう」
とボクにむかって声をかけた。
走り疲れてくたくたではあったが、
「よし、やろう」
行司は小沢一郎だ。
二人は土俵上で向かい合った。
「はっけよい、のこった」
うーん、羽田孜め、なかなか強い。ボクは一気に寄られて土俵際いっぱいまで追いつめられた。
「わー」
出た!! 幻のうっちゃり!!
羽田孜は土俵の外に転げ落ちた。
ボクは勝ったのだ。
彼は地べたに尻を付けながら顔を上げて言った。
「お前、なかなかやるな」
そう言いながら彼はとても悔しそうだった。
「今度また、もう一度勝負しよう」
「ああ」
さわやかな汗を流して二人は再戦を誓ったのだった。
さようなら羽田孜。今度はもっと強くなってくるんだぞ!
ああ、もう朝か...
なぜかとても疲れた夢だった。
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